転職成功者インタビュー

瀬良垣ホテルマネジメント株式会社
武藤有希さん(アシスタントマネージャー) 39歳

大阪から再び沖縄へ。ホテルと飲食業で重ねた18年の経験でハイアットへの転職を実現。

「もう一度、沖縄で働きたい」――その想いを胸に、2024年9月、出身地・大阪から再び沖縄にIターン転職した武藤さん。現在は恩納村にあるホテル「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄」の料飲部マネージャーとして活躍している。

沖縄で働くのは2度目で、新卒では別のリゾートホテルに就職。その後はいったん沖縄を離れて大阪や東京で経験を積み、幅広いスキルを習得してきたものの、会社の経営方針転換や家族の看護を経て人生を見直し、沖縄への想いが募るようになったという。

信頼できるコンサルタントとの出会いを機に、転職活動を本格的に開始。エントリーからわずか1カ月で新天地での再出発を決めた武藤さんのキャリアストーリーを紹介する。

※本記事の内容は、2025年7月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
3回
活動期間
エントリーから内定まで33日間

転職前

業種
宿泊業
職種
支配人
業務内容
マネジメント全般

転職後

業種
宿泊業
職種
レストランアシスタントマネージャー
業務内容
料飲部サービスおよびマネジメント全般

両親の介護を経て人生を見つめ直す中、“キャリアの原点”への想いが再燃。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

2024年9月にアシスタントマネージャーとして転職し、2025年4月からマネージャーとしてホテル内のレストランや物販6部門のサービスおよびマネジメントを統括しています。スタッフは約30人で、繁忙期には50人前後になります。

マネージャーとしての役割だけでなく、朝食時などは現場にも入ります。案内や接客などプレイヤーとしての業務にも関わり、施設全体を見渡しながらお客さまの様子や満足度を常に意識しています。

入社前のご経歴を教えてください。

これまで一貫してサービス業に携わってきました。出身は大阪ですが、海好きが高じて新卒で沖縄のリゾートホテルに就職。3年間料飲部で働く中で、「お客さまともっと丁寧に向き合いたい」と感じ、大阪に戻って個人経営のカフェバーに転職。調理から接客まで、より深いサービスのあり方を学びました。

その後、「経営面や数字にも強くなりたい」と考えて、飲食チェーンに転職。大阪や東京で店長・料理長としてマネジメントやSNS運用、メディア対応など幅広い業務を経験しましたが、コロナ禍により全店舗が閉鎖してしまいました。

次に転職したアパートメントタイプのホテルでは、地域連携や独自プランに力を入れたことで宿泊予約サイトのアワードを受賞するなど成果も上げ、やりがいと手応えを感じていました。

転職のきっかけは?

公私の両面で、これからの働き方や人生を見つめ直す出来事がありました。仕事面では、ホテルの経営方針として外国人材を積極的に管理職に登用する流れがあり、自分のキャリアの展望に限界を感じ始めました。

ちょうど同じ時期に両親が体調を崩し、仕事と看護の両立に苦しむ日々が続きました。

その後、母の看取りを経て人生を見つめ直す中、20代で沖縄を離れる際に「経験を積んで、また沖縄に戻ってこよう」と考えていたことを思い出したのです。

転職活動はどのように進めましたか?

最初は情報収集のつもりで転職サイトを眺めていましたが、リージョナルキャリア沖縄(運営:株式会社レキサン)のコンサルタント、長濱さんと出会いました。

自分の本音や希望をとても丁寧に引き出してくれる長濱さんのヒアリングに感動し、「信頼できる方だ」と感じて転職活動を本格的にスタートしました。

大手の転職支援会社にも数社登録しましたが、希望にそぐわない職種を紹介されたこともあり、やり取りは続きませんでした。最終的には長濱さんに紹介された5社にエントリーし、2社の面接を受けました。

今の会社に決めたポイントは?

何よりもレスポンスが早かったことです。また、「外資系ホテルで働いてキャリアアップしたい」との想いもありました。

これまでの経験を活かしながら、新しいチャレンジができる環境に魅力を感じました。

沖縄で「自分の時間」を取り戻し、仕事にも邁進。強いチームづくりを目指し言語化を意識。

転職していかがですか?

入社して半年になりますが、とてもやりがいを感じています。部署間の相互理解を深めて相手の立場を考えたコミュニケーションを心がけ、強いチームづくりに取り組んでいます。

今後はさらに提案を重ね、売上や組織力の向上に貢献したいです。

転職して良かったと思うことは?

何より良かったのは、沖縄の海や森など自然を感じられることです。少しドライブに出かけるだけで、美しい風景や気持ちの良い空気に癒され、「明日もがんばろう」と思えます。

少し遠くのカフェや観光スポットへ日常的にふらっと出掛けられるなど、暮らしているからこそ楽しめる沖縄の日常が心地良いです。

困っていることや課題はありますか?

ホテル業界全体の課題ですが、人材不足や定着の難しさを日々感じています。特に、当ホテルは規模が大きくて多部門が連携して動くため、チームワークの重要性をこれまで以上に感じています。

私は接客も調理も経験してきたので、現場の苦労がよく分かります。だからこそ、困った時には「相手の立場に立って考えよう」「あなたが必要だよ」と声をかけ、つながりを感じられるチームづくりを目指しています。

生活面の変化はありましたか?

大阪では介護もあり、自分の時間をなかなか持てませんでしたが、今は「自分の時間」を大切にできるようになりました。休日にはドライブに出かけたり、他のホテルやレストランを巡ったりしています。

ただ、飲食店に行くとつい盛り付けやサービス、アレルギー表記の見せ方などが気になってしまいます。自分でも「やっぱり、この仕事が好きなんだな」と思います(笑)。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

チャンスを待つのではなく、自分でつかみに行くことが大切だと思います。そのために必要なのが自己分析です。

自分がどうしたいのか、どんな価値観を持っているのかを言語化しておくことで、いざという時に迷わず決断できます。

時に迷うこともくじけそうになることもありますが、そんな時こそ、私は「立ち止まらないこと」を大切にしています。行動することで、人生を変える出会いや支えになる言葉に出会えるはずです。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
長濱 雅徳

武藤さんは人生の節目で、「本当に大切にしたいことは何か」「今後のキャリアをどう築いていきたいか」を改めて真剣に考え抜かれた結果、「もう一度沖縄で働きたい」と二度目のIターン転職を実現されました。

面談を通じて武藤さんから感じたのは、大阪・東京で培ってこられた店舗運営やマネジメントのスキルはもちろん、どの職場でも信頼を集めてきた誠実なお人柄と周囲との関係構築力。そして、現場の課題を踏まえながら「こうしたい」という想いや感情を言語化する力と、それを実行に移す高い推進力です。

ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄のカルチャーは武藤さんの大切にしたい価値観や目指す姿と最も合致していると感じ、ご案内したところ非常にスピーディーに内定まで至りました。

変化の激しい沖縄のホテル業界において、同社と武藤さんが大切にしている「従業員やお客さまへの思いやりあるケア」「多様性を尊重する姿勢」「成長への飽くなき探求心」は今後ますます重要になっていくと強く感じています。

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