転職成功者インタビュー

クオリサイトテクノロジーズ株式会社
新里良太郎さん(仮名・インフラエンジニア) 45歳

勤続27年の慣れ親しんだ環境と役職を手放し、スペシャリストへの道を選択。

新卒から27年勤務した地元沖縄のシステム開発会社を退職し、2024年7月に沖縄県名護市にあるクオリサイトテクノロジーズ株式会社へ転職したインフラエンジニアの新里さん。現在はチームリーダーとして情報システムのネットワーク運用業務に携わる。

「将来はIT業界で働きたい」と考えて工業高校に進学し、卒業後は念願叶って県内大手のグループ会社に就職。持ち前の好奇心とポジティブ思考で新しいプロジェクトをいくつも牽引してきた。

転機が訪れたのは2023年秋、管理職への昇進がきっかけで今後のキャリアを見つめ直したという。「スペシャリストの道を歩みたい」と慣れ親しんだ職場を離れ、新しいフィールドに飛び込んだ新里さんに転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2025年4月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで56日間

転職前

業種
システム開発
職種
インフラエンジニア
業務内容
システム開発、運用保守、セキュリティ業務など

転職後

業種
システム開発
職種
インフラエンジニア
業務内容
ネットワーク環境の維持に関わる業務全般

管理職登用を機にキャリアを再考。IT技術を磨きつづける働き方への転職を決意。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

沖縄県名護市に本社があるクオリサイトテクノロジーズ株式会社は、地方を拠点に首都圏のお客さまに向けてITサービスを提供しています。

私は2024年7月に転職し、現在はチームリーダーとして顧客からの要望に合わせたネットワークの設定変更など、情報システムの運用業務を担当しています。

入社前のご経歴を教えてください。

沖縄で生まれ育ち、新卒で情報通信システムの開発・運用・保守を手がける地元企業に入社して27年勤務しました。システム構築、Webアプリケーションの運用保守、Java、PHPの開発などを手がけました。

また、会社の新規プロジェクトに参画させてもらう機会が多く、知識欲を刺激されながらスキルを磨き、しかるべき結果を出してきたと自負しています。

私の得意領域はセキュリティ分野ですが、当初は社内に経験者がおらず、半分は独学でスキルを習得。その後、情報セキュリティ系の資格を取得し、退職前には社内で情報セキュリティ面での改善活動やアドバイスを行っていました。

転職のきっかけは?

前職で管理職に昇進したことが、キャリアを見つめ直すきっかけとなりました。それまでは業務量が多くても、残業代として給与に反映されるためモチベーションが保たれていた面があったのですが、管理職は残業代がつかず、結果的にメンバーの頃より給与が減ってしまいました。

加えて、管理職となってからは売上管理などのマネジメント業務が中心になりました。

もちろん大切な役割と認識していますが、私自身はプロダクト技術を磨いて「スペシャリストとして働き続けたい」と考えていました。上司にも何度か交渉したものの、前職で希望は叶わないと判断して転職を決意しました。

転職活動はどのように進めましたか?

40代半ばという年齢のこともあり、初めての転職活動には不安もありましたが、転職経験のある同世代の友人・知人に話を聞きながら検討を進めました。管理職になった2カ月後に転職支援会社4社に登録し、本格的に転職活動をスタートさせました。

転職の条件は、「現職と類似職種」「今の給与を下回らない」「勤務地は沖縄県内」の3点。リージョナルキャリア沖縄(運営:株式会社レキサン)が沖縄の転職に特化していることを知ってエントリーしたところ、担当コンサルタントから連絡があり、十数社の求人情報を紹介してもらえました。

その中から条件に合う3社に絞って面接に進みました。担当コンサルタントからは転職の進め方について具体的なアドバイスがあったほか、面接に同行してもらっての的確なフォローなど、とても心強かったです。

今の会社に決めたポイントは?

私のこれまでの経歴や実績を、待遇面に加味して評価してもらえたことが大きかったです。何より会社の理念に「個人の成長=会社の成長」と掲げており、チャレンジが評価につながるという会社の方針は、私が大切にしている想いと共通しており、一番の決め手になりました。

また、面接の際に私が「スペシャリストの道を歩みたい」とお伝えしたところ、その考えを受け止めてもらえたことも大きな決め手となりました。

リモートワーク可能な環境で作業効率が上がり、家族と過ごす時間も増えた。

転職していかがですか?

転職したばかりなのでチームが抱える業務の把握に努めている段階です。私がこれまで培ってきた技術を最大限に活かすための方策を模索しています。

情報セキュリティの資格を活かして、会社として新しい分野にチャレンジできる可能性があると考えています。

転職して良かったと思うことは?

週2回はリモートワークが可能なので在宅勤務できるようになりました。集中できる環境下で作業効率が上がったと感じます。

一方、チームワークも大切にしています。情報通信産業において技術力はもちろん重要ですが、同じ認識で仕事を進めていくためにはコミュニケーションがとても大事です。

ITスキルとコミュニケーションの両輪を大事にすることで、作業効率がアップすることをチームメンバーにも共有しながら業務を進めるよう意識しています。

困っていることや課題はありますか?

情報システムの運用管理では、取り扱いの厳格なルールがたくさんあります。こうしたルールは企業によって異なるので、現在は多岐にわたる細かなルールを覚えるよう努めているところです。

生活面の変化はありましたか?

時代の変化もありますが、前職では帰りの遅い時期が続くこともあったので、家族には迷惑をかけていたと思います。

時期によって異なりますが、現在は残業がおおむね3分の1ほどに減ったことと、リモートワークができるようになったことで、家族と過ごす時間が増えて良かったと感じています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

まずは自分のアピールポイントを明確にすることが大切です。自分が提供できるスキルを洗い出し、それを適切に説明できるようにしておくことです。面接本番では緊張すると思いますが、事前に整理しておくことでうまく話せると思います。

また、IT業界はとにかく人の入れ替わりが激しい業界です。タイミングもありますが、40代・50代でも自分の得意とするスキルを生かし、そのスキルを求める企業とマッチできれば転職できるはずです。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
玉城 良樹

新里さんはインフラからWebアプリまで幅広い領域をカバーできることに加え、プライベートの時間を割いて技術系イベントへの参加や運営を行うなど向上心や探求心が旺盛で、どんな状況下でも自ら学び成長できる優秀なエンジニアです。

クオリサイトテクノロジーズ社は、地方拠点から首都圏企業向けに高品質なITサービスを提供しています。地方人材が首都圏レベルの技術水準で業務に従事できる環境を整備し、地方経済の発展と人材育成を両立させている魅力的な企業です。

本社は沖縄県本島北部の名護市で、新里さんが希望していた勤務エリアとはやや異なっていたものの、同社の新たな挑戦に魅力を感じて入社を決断されました。

双方が互いの魅力を深く理解し合うことで実現した、価値あるマッチングだったと感じており、印象深いサポートとなりました。

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