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その他2025.01.10

2025年 リージョナルキャリア沖縄より新年のご挨拶【沖縄のお正月】

新年あけましておめでとうございます。
リージョナルキャリア沖縄です。
本年も社員一同、沖縄での転職をご検討の皆様のキャリアをより良いものにできるよう、精一杯サポートさせていただきます。

新年最初となる今回は、沖縄独自のお正月文化をご紹介いたします。他県とは異なる独自の伝統が今も大切に受け継がれ、新しい文化とも調和しながら、沖縄ならではの新年を彩っています。

今年は巳年。蛇が脱皮して新しい姿になるように、皆様も新たなステージへの"変化"を楽しむ一年になりますように。 私たちリージョナルキャリア沖縄も、皆様の新しい一歩を全力でサポートしていきます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

沖縄のお正月

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<沖縄県うるま市勝蓮平敷屋 旧正月の風景:photoACより>

沖縄の正月文化には、3つの特徴的な祝い方があります。 1つ目は1月1日の〈新暦の正月〉。他県と同様に家族や親戚が集まって新年を祝います。各家庭では、にぎやかな食卓を囲んで新年を祝う習慣があります。

2つ目は〈旧暦の正月(ソーグァチ)〉。特に漁業が盛んな地域では、漁船に大漁旗を掲げて豊漁と航海安全を祈願します。一部の家庭では「ワカミジ(若水)」と呼ばれる新年最初の水を汲み、ヒヌカン(火の神)やお仏壇にお供えをして新年の安寧を祈ります。

3つ目は旧暦1月16日の〈ご先祖様の正月(ジュウルクニチー)〉。この日は先祖の墓参りとご供養を行い、地域によっては学校や会社が午後休みになるところもあります。

それぞれの正月には、特徴的な料理文化も欠かせません。

沖縄のお正月料理

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<中身汁:photoACより>

沖縄のお正月料理は、他県のおせち料理とは異なる独自の発展を遂げてきました。一般的な家庭では、おせち料理よりもオードブルが定番となっており、チキンや揚げ物、さまざまな総菜が色鮮やかに盛り付けられます。このオードブルは、正月に限らず、人が集まるイベントでもよく見られる馴染み深い料理で、準備が比較的簡単で、多くの人数で楽しめる実用的な料理形式として定着しています。

伝統的な郷土料理も欠かせません。モツがたっぷり入った「中身汁」や、昆布・大根・骨付き豚肉を時間をかけて煮込んだ「ソーキ汁」は、正月の定番料理として親しまれています。「御三味(うさんみ)」と呼ばれる重箱料理も特徴的で、肉や卵焼き、こんにゃくなどを彩り豊かに詰め合わせます。

近年では、他県の影響もあり、おせち料理を楽しむ家庭も増えてきました。また、共働き家庭の増加に伴い、スーパーやデパートでオードブルセットを購入する家庭も一般的となっています。

ムーチー(鬼餅)~沖縄の伝統的な新年行事~

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<ムーチー:photoACより>

また、沖縄には、新暦・旧暦の正月と深く結びついた伝統行事「ムーチー(鬼餅)」があります。旧暦12月8日に行われるこの行事は、一年の厄を払い、家族の健康と安全を祈願する大切な意味が込められています。

「鬼餅」という漢字で表されるムーチーには、鬼退治の伝説が関係しているとされ、特に子どもたちの健康と成長を願う意味合いが強くあります。

開催時期は旧暦で定められているため、新暦では年によって12月下旬から1月中旬の間で変動します。子どもが生まれた家庭では「ハチムーチー(初ムーチー)」として親戚や近所に配る習慣もあり、新年の挨拶や祝いの意味も兼ねています。

このようにムーチーは、新暦の正月、旧暦の正月、そして「ジュウルクニチー(十六日祭)」と呼ばれる旧暦1月16日の「あの世の正月」と共に、沖縄の豊かな新年文化を形作る重要な行事として、今日まで大切に受け継がれています。

沖縄へのUIターンを検討されている方へ

沖縄には、今回ご紹介した正月文化やムーチーのように、他県とは異なる豊かな伝統行事や文化が息づいています。それ以外にもエイサーやハーリー、大綱引きなど、琉球王国時代から受け継がれてきた行事の数々は、移住者の方々に新鮮な感動と発見をもたらしてくれるかもしれません。

このような文化的な魅力に触れながら、沖縄での生活をスタートできることは、UIターン転職ならではの醍醐味といえます。

私たちリージョナルキャリア沖縄では、そんな沖縄へのUIターンを検討されている方に向けて、転職市場の最新動向や企業情報の提供はもちろん、3ヶ月後、半年後、1年後を見据えた中長期的なキャリア相談も承っております。

文化や習慣の違いを含め、UIターン転職に関する様々なご不安やご質問にも丁寧に対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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実際に沖縄へUIターンされた方の転職成功事例についてもご参考にしてください。

◆転職者成功インタビュー

EF Polymer株式会社 中川康さん(研究開発) 42歳

沖縄で研究職をスタート。大切に育んだ信頼関係が奇跡的な転職に繋がった

沖縄科学技術大学院大学(OIST)発のアグリテックベンチャー、EF Polymerで働く中川さんは、2023年12月に同社へ転職し、研究開発職としてのキャリアを再スタートさせました。転職のきっかけは、沖縄での起業後に直面した予期せぬトラブルと、研究開発への情熱を再燃させたことでした。

東京の外資系化学メーカーで9年間勤務し、その後アメリカ留学を経て沖縄へ移住した中川さん。現在は、100%オーガニックの吸水性ポリマーや関連商品の開発に挑みながら、沖縄という土地の魅力を活かしたキャリアを歩んでいます。※本記事の内容は、2024年8月取材時点の情報に基づき構成しています。
https://rs-okinawa.net/hero/202408_efpolymer.html


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