2025.06.20
沖縄県の2025年4月の有効求人倍率
リージョナルキャリア沖縄のスタッフです。
今回は、沖縄県の2025年4月の有効求人倍率を紹介します。
沖縄県の有効求人倍率の推移
沖縄県の有効求人倍率は33カ月連続で1倍超えを維持し、安定した求人需要が続いています。全国平均は1.25倍前後で推移しており、全国水準との差はあるものの、県内の求人需要は安定的に推移しています。
2025年4月の有効求人倍率
2025年4月の有効求人倍率は、沖縄県で1.10、全国平均で1.26となりました。
沖縄県は前月の1.08より0.02ポイント向上しており、全国は前月の1.26ポイントを保っています。沖縄県と全国を比較すると、全国の有効求人倍率が0.16ポイント高くなっています。
参照:沖縄県公式ホームページ「雇用状況概要」
エリア別求人倍率
エリア別では、宮古エリアが+0.34ポイントと大きく伸びて1.90倍の高水準を示した一方、那覇・沖縄・名護・八重山はいずれもポイント減少し、特に沖縄エリアは0.90倍と1倍を下回っています。
これにより宮古の好調が際立つ一方、本島中心部の低調傾向により、エリア間の差が開いているようです。
参照:沖縄労働局「労働市場の動き(令和7年4月分)資料2-2」
職業別求人倍率
職業別では、保安(2.78倍)、福祉関連(2.50倍)、建設・採掘(2.32倍)、販売(2.05倍)、サービス(2.04倍)が依然として高い水準を維持しています。中でも建設・採掘は前月比-0.26ポイントと大きく下落したものの、なお2倍超えの高倍率を保っており、需要は根強いようです。
一方、生産工程は+0.02ポイントで1.25倍、輸送・機械運転も+0.02ポイントで1.67倍と、わずかながら持ち直しが見られます。
事務(0.52倍)、運搬・清掃・包装等(0.64倍)、農林漁業(0.74倍)、IT関連(0.80倍)は引き続き低水準にとどまりました。事務は-0.13ポイント、農林漁業と保安はいずれも-0.08ポイントと減少が続いていますが、運搬・清掃・包装等は+0.01ポイントと小幅ながら上昇に転じています。
全体としては、保安や福祉関連など高倍率の職種が引き続き需給の強さを示す一方で、事務や農林漁業、運搬・清掃といった職種では伸び悩みが続いており、職種間の格差が鮮明になっています。
参照:沖縄労働局「労働市場の動き(令和7年4月分)資料13」
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