2026.07.01
KOZAROCKS 2026の見どころと、"沖縄流の採用"
こんにちは。リージョナルキャリア沖縄のコンサルタント、島村です。
2026年7月10日(金)・11日(土)、沖縄・コザで、沖縄最大級のスタートアップイベント「KOZAROCKS 2026」が開催されます。観光のイメージが強い沖縄ですが、いま「沖縄で働く・挑戦する」ことの意味が、静かに、しかし確かに変わりつつあります。
移住やU・Iターンを考えている方にこそ知っていただきたい。今回は、このイベントを入り口に、沖縄のいまをご紹介します。
KOZAROCKS 2026とは|コザに集う、沖縄最大級のスタートアップの祭典
KOZAROCKS は、2022年にコザのスタートアップ商店街のオープンとともに始まった、地域密着型のスタートアップ・カンファレンス&フェスティバルです。今年のテーマは「文創開化(ぶんそうかいか)」。スタートアップ × 万国津梁 × 音楽・ロックを掛け合わせ、沖縄の成長産業とカルチャーが交差する2日間となります。
イベントは、大きく3つの柱で構成されています。
■カンファレンス: 国内外のスタートアップ創業者や投資家が登壇し、資金調達や事業開発、地域での実装事例までを具体的に共有します。
■音楽フェス&エイサー: ピースフルなロックフェスティバルを同日開催。伝統工芸の展示やストリートアート、ライブパフォーマンスが街に広がります。
■大交流会: 商店街全体を使った500名規模の交流会。参加者・登壇者・地元プレイヤーが一体となり、新しいつながりが生まれます。
昨年(2025年)は、参加者5,000人超、20を超えるセッション、28社のスポンサー、新聞・テレビ報道9件と、大きな盛り上がりを見せました。
テーマの「文創開化」には、「壊して創る時代から、活かして創る時代へ」という想いが込められています。AIによって文章も画像も大量に・高速に生み出せるようになったいま、あらためて価値を持つのは、その土地の歴史や人の物語が宿った"再現できないもの"である。コザという街そのものを舞台に、その問いを投げかけるイベントです。
情報参照:KOZAROCKS 2026 公式サイト

※本記事の画像はKOZAROCKS2026公式サイトより引用
なぜ今、沖縄にスタートアップが集まるのか
背景には、公的な後押しの広がりがあります。
2025年6月4日、内閣府は、沖縄県(おきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム)を「第2期スタートアップ・エコシステム拠点都市(NEXTグローバル拠点都市)」に選定しました。沖縄にとっては初めての選定で、全国で新たに選ばれたNEXTグローバル拠点都市は、北陸・長野新潟・瀬戸内・熊本・沖縄の5地域です。
沖縄県は、アジアとの近接性や島しょ地域ならではの特性を活かし、「未来型ブルーエコノミー拠点」を目指すとしています。重点分野に挙げているのは、観光・ヘルスケア・エネルギー・サーキュラーエコノミー。日本とアジアをつなぐ「万国津梁」の地という沖縄の強みを、産業の成長につなげていく構想です。
参照:内閣府/沖縄県
KOZAROCKSの見どころセッション
2日間で、数多くのセッションが予定されています。ここでは、沖縄の産業のいまを映す、いくつかのセッションをご紹介します。
沖縄のスポーツは、街と育つ。
〜沖縄の次世代スポーツ産業のかたち〜(7月10日/Lagoon KOZA)
スポーツチームは、街・行政・住民・企業といったホームタウンの力に支えられて、はじめて「産業」として育っていく----。沖縄のプロスポーツやコザ発の取り組みを題材に、「街とスポーツが共に育つかたち」を、次の10年を見据えて語り合うセッションです。
クラウドの先にある、日本のAI基盤
〜ガバメントクラウド時代の選択肢を考える〜(7月10日/音市場)
生成AIの進化とともに、「どの計算基盤の上で動かすか」が、これまで以上に重要になっています。国産・外資のクラウド事業者が集い、競い合いではなく、日本のAIスタートアップや開発者にとっての計算基盤の未来を、業界全体でどう前に進めるかを考える60分です。
"沖縄流の採用"を、現場の言葉で
そして、これらと並ぶ見どころのひとつが、沖縄での「採用」をテーマにしたセッションです。
ここには私・島村も、モデレーターとして登壇します。

「AI時代だからこそ実践する沖縄流スタートアップ採用とは」
〜AIだけで解決できない、沖縄・地域の採用論〜(7月11日/Lagoon KOZA)
AIで採用を最適化できる時代になっても、地方スタートアップの人材獲得は、なお簡単ではありません。応募者を集めることも、都市部との競争も、ツールの効率化だけでは越えられない壁があります。だからこそ問われるのが、「地場のネットワークをいかに採用に活かすか」。沖縄でスタートアップを立ち上げ、進出し、人を採ってきた当事者たちと、「沖縄流の採用のかたち」を掘り下げる時間になります。
登壇者は次の皆さんです。
- 松本龍祐さん(ゆいかじ交通株式会社 代表取締役)
- 平林馨さん(株式会社ストラウト 代表取締役社長)
- 兒玉優香さん(HelloWorld株式会社)
スタートアップの採用は、待遇や知名度ではなく「ビジョンへの共感」で人を惹きつける勝負。そんな視点から、資金も人手も限られるなかでどう仲間を集めるのかを、現場の当事者の言葉で語り合う場になります。
参照:KOZAROCKS 2026 公式サイト(セッション情報)
"沖縄流の採用"が映す、これからの沖縄の働き方
セッションのテーマである「採用」は、裏を返せば「沖縄でどんなキャリアを描けるか」という問いでもあります。
スタートアップが「ビジョンへの共感」で人を集めているということは、沖縄にいま、給与や知名度だけでは測れない"挑戦の場"が育ってきている、ということです。
もちろん、「沖縄は仕事が少ない」「給料が低い」というイメージが根強いのも事実です。県の拠点形成計画でも、生産性や賃金は引き続きの課題として挙げられています。それでも、海洋資源・自然環境・ヘルスケア・再生医療といった領域で、世界を視野に入れたスタートアップが次々と立ち上がり、「沖縄で専門性を高めながらキャリアを築く」という選択肢は、確実に現実味を帯びてきています。
"沖縄に移り住んで、最先端の挑戦に関わる"。それが、夢物語ではなくなりつつあるのです。
登壇企業の関連求人
今回のセッションに関わる沖縄の企業のなかから、現在募集中の求人を紹介します。「採用」をテーマにしたセッションに登壇するゆいかじ交通、そしてスポーツセッションに関わるカヤック(FC琉球)と、どちらもこの記事のテーマと地続きの募集です(※2026年6月時点の情報です。掲載終了の場合があります)。
|ゆいかじ交通株式会社|採用担当
・<勤務地>:沖縄県島尻郡南風原町
・<想定年収>:300万円〜500万円
・<主な職務>:新設のタクシー会社・スタートアップで、採用計画の立案から母集団形成、選考・面接、採用の仕組みづくりまでをリードするポジション
・<求人詳細>: https://rs-okinawa.net/job/detail/20/2240
|株式会社カヤック(FC琉球 OKINAWA)|事業責任者
・<勤務地>:沖縄県沖縄市
・<想定年収>:550万円〜700万円
・<主な職務>:なでしこリーグ参入を目指す女子サッカークラブ「FC琉球さくら」の事業責任者として、スポンサーセールスやファン獲得、選手・スタッフのマネジメントなど事業全般を担う
・<求人詳細>:https://rs-okinawa.net/job/detail/20/1754
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そして、KOZAROCKSの会場に足を運ばれる方は、ぜひ気になるセッションをのぞいてみてください。チケットは公式サイトで前売(7月9日まで)を販売しています。