地域情報ブログ

その他2025.07.04

沖縄の台風シーズンに注意!移住前に知っておきたい暮らしの備え

こんにちは。
リージョナルキャリア沖縄のスタッフです。

沖縄への移住を考えるとき、多くの人が気になるのが「台風」。特に子育て世帯にとって、安全や生活への影響は大きな関心事です。

この記事では、沖縄の台風事情をデータと地域の暮らしの視点から整理し、リアルな対応策をご紹介します。 沖縄では自然とどう向き合いながら暮らしていくのか?ぜひご一読ください!

7月から本格化!沖縄の台風はどれくらい来るのか

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沖縄は台風の接近が多い地域です。気象庁の平年値(1991〜2020年)によると、日本全体への台風の年間接近数は約12個、そのうち沖縄への接近は平均で7.6個にのぼります。

特に注意が必要なのは7〜10月で、8月は最も接近数が多く、本州に上陸する前の勢力が強い状態で沖縄に近づくのが特徴です。台風の動きが遅く、進路が複雑なことも多いほか、長時間の暴風雨が続く「停滞型」も珍しくありません。

<2025年の最新予測>

日本気象協会が2025年5月29日に発表した予測によると、2025年の台風シーズン(6月~10月)における台風の発生数は平年並みの見込みです。一方で、日本への接近数は8月から10月にかけて平年並みか多くなると予想されています。

こうした状況の中、沖縄の人々は中心気圧の数値や進路図の位置から台風の強さや影響を判断する術を身につけています。
[参照:日本気象協会『防災レポート2025 Vol.1』]

沖縄の家は台風に強い?住まいとライフラインの備え

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木造住宅が多い本土と比べて、沖縄は住宅の約9割がRC(鉄筋コンクリート)造りです。

RC造りは台風・暴風対策だけでなく、湿気やシロアリ被害を防ぐ目的もあります。 多くの物件ではシャッターや防風戸が標準装備されています。

電気・水・通信などインフラの復旧と停電対策のポイント

強力な台風の直撃でつきものなのが停電です。 沖縄電力などのインフラ事業者は、台風襲来の予測と共に復旧要員や資機材を準備、暴風域を抜けた後に速やかな復旧作業が始まります。 とはいえ、停電は長ければ数日に及ぶこともあり、家庭での備えも必須です。

  • 電源の確保:モバイルバッテリーや電池式のランタン、ラジオの準備那覇市内
  • 水の確保:停電による断水に備え、飲料水の備蓄と浴槽に水を溜めて生活用水を確保。沖縄では一般的な対策。
  • 通信の確保:停電でWi-Fiルーターが使えない場合に備え、スマートフォンのバッテリーを維持

また、特に小さなお子さんがいる家庭では次の内容も考慮しておきましょう。

  • 食料:カセットコンロとレトルト食品、カップ麺など。子どもが食べ慣れたお菓子やジュースもあると安心。
  • 衛生用品:衛生用品:粉ミルクや液体ミルク、紙おむつ、おしりふきは多めにストックを。
  • 暑さ・寒さ対策:夏は冷却シートや携帯扇風機、冬はカイロや毛布など
  • 暇つぶしグッズ:電源不要のボードゲーム、本などの準備で親子ともにストレスを軽減。
  • [参照:沖縄電力『早期復旧に向けた取り組み』]

移住者・子育て世帯が知っておきたい台風時の暮らし方

沖縄の台風対策は、ハード面だけではありません。移住をご検討中の者、特に子育て世帯が知っておきたい沖縄ならではの「台風ルール」をまとめました。

1.公共交通が止まれば会社・学校も休み

沖縄の台風時における最大の特徴が、「路線バスの運行停止」が社会活動停止の合図になるという暗黙のルール。法令で定められているわけではありませんが、多くの企業や官公庁ではバスが運行停止を決定すると、業務を停止、従業員を自宅待機とします。

2.保育園・小中学校の休園基準と、親の働き方との両立

公立の小中学校では、基本的に「暴風警報」発令で臨時休校になります。また、保育園や認定こども園の多くも、暴風警報やバスの運行状況を基準に臨時休園を判断します。

親の職場と保育園・学校の休みになる基準が同じなので、共働き家庭でも比較的対応しやすい一方、最近はリモートワークの親が家にいる子どもの対応をどうするかという課題も生まれつつあります。

3.台風時は"地域で休む"文化の安心感

バスや職場、店の業務停止など、台風時には街全体が活動をやめ「地域全体で安全に過ごす」状況ができ上がります。

この「みんなで休む」文化は、特に移住者にとっては心強く、大きな安心材料となるでしょう。不要不急の外出を避ける意識が徹底されているため、暴風域の中を車が走り回る光景もほとんど見られません。

まとめ:台風との共存=奥深い沖縄の暮らしそのもの

沖縄の台風は確かに強力で頻繁ですが、それは克服できない脅威ではありません。鉄筋コンクリートの堅牢な住まい、迅速なインフラ復旧体制、何より「社会全体で休む」という安全を最優先する文化が、人々の暮らしを守っています。

自然の厳しさと共存する中で育まれた知恵とライフスタイルは、沖縄暮らしの奥深さそのものです。 本記事があなたの沖縄移住への不安を和らげ、リアルな生活をイメージするための一助となれば幸いです

生活のスタイルや希望に応じて、エリアを柔軟に検討し、より快適な沖縄移住を実現させましょう。

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